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otowaya style

okofke

sentence + photograph

 

死にたくないから喰う。それもまた真理だ。
大天荘にてメシを食らう

鬼気迫る、とはこういうことをいうのだろう。

命をつなぐとはかくも厳しいものなのか。

山で人は、すべてをさらけ出す。

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| 2010.08.11 Wednesday | 音羽屋的徳山 | comments(2) |
喰わなければ死ぬ。それはこの宇宙の真理だ。
大天荘での食事

喰うことの凄みを語らせたらこの男の右に出る者はいないであろう。

人は、山で、極限に追い込まれる。
一歩一歩足を踏み出すたびに、命が削られていくのがわかる。

だから、山では懸命に喰わねばならない。文字通り、命を懸けて喰うのである。

脱水症状を防いでくれる塩分を摂るために、ドレッシングはいつもより多めにかける。
白飯はいつもより2杯は多く喰う。

体に満ちる力。万感の思いがこもった「ごちそうさま」の言葉が聞こえたのは、この10分後のことである。

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| 2010.08.10 Tuesday | 音羽屋的徳山 | comments(3) |
徳山の頂へ。
大天井岳でコーヒーを飲む徳山

標高2922m。徳山の上にはもはや空と雲しかない。

北アルプス・大天井岳山頂。岩と岩の隙間にコンロとコッヘルをセットし、沢で汲んだ水を入れる。沸くまでの間にステンレスのマグカップにドリップコーヒーの豆をセットする。聞こえてくるのは、絶え間なく吹き付ける風と、その風をものともしない力強い炎の音。やがて沸騰したお湯を、カップに注ぐ。ゆっくりゆっくりとドリップすると、風に吹き飛ばされずに残った香りが漂い始めた。

男はカップを手に取った。黙ってもう一度周囲を見渡し、おもむろにコーヒーを一口すすった。心地よい疲れとそれを癒してくれる香り、そして、宇宙の広がりを感じさせる山の空気。最高のひと時を、男は噛みしめていた。

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| 2010.08.05 Thursday | 音羽屋的徳山 | comments(3) |
リーブミーアローン
新福菜館の横の道端

軽犯罪法というものの取り扱いが決して軽くなくなっている昨今、やむにやまれぬ都会での立ち小便はひとりこっそり遂行するのがベターだ。

Leave me alone.

おーイエス、それが粋ってもんだね。
排泄時は人間にとって2番目に無防備な状態。
その時に後ろに立たれてはたまったものじゃない。

人の気持ちを想像する。他人の思いを我がことのように受け止める。

あなたの背中から、また大切なことを教えられた。

Twitter→@otowaya_style
| 2010.05.20 Thursday | 音羽屋的徳山 | comments(1) |
命がけで、スープをすする。
三原・来来軒・徳山

喰うことは、生きることそのものである。

言い古された言葉かもしれない。
だが、本物の男がそれを改めて発したとき、また新しい息吹となって心をざわめかせる。

ラーメンのスープをすする。
口に熱いスープが流れ込んできた瞬間、また命がつながれていく。

生きる実感が、そこにはある。

バナー←やはりこの迫力はなにものにも代えがたい。クリッククリック。
| 2010.02.02 Tuesday | 音羽屋的徳山 | comments(2) |
歴史を背負う男
鞆の浦

その日、徳山は鞆の浦にいた。
歴史を感じさせる町。
人々が、長い時間をかけて築いてきた町だ。

そんな場所に、徳山はよく似合う。

自分だけではなく、他人の歴史をも背負ってきた男の深み。
その背中からは、言い表せない哀愁と人間というものに対する愛情がにじみ出ていた。

鞆の浦が景観論争で話題になっていることは周知のことだ。
旅を共にしたある男が、おろかにもその是非について徳山に聞いた。

「俺はここに住んでいるわけじゃないからなにもいえない。でも、どちらに転んだとしても、それが人間の歴史という意味では変わりはないんだよ」

徳山は、海から目を離さないままに答えた。

人よ、歴史よ、あるがままに。

また、この男に教えられた。

バナー←初めて見た人にはなにがなにやらわからないかもですが。詳しくは音羽屋的徳山で。クリッククリック。
| 2009.12.16 Wednesday | 音羽屋的徳山 | comments(4) |
ここからつづくわたしへ。
ひとり徳山

昨日までのことをリセットする気はない。
忘れる気もない。
ぜんぶ飲み込むのは違う。
みんな、ただそこにあるんだ。

足元になにかが転がってきたら、とりあえず拾ってみるといい。
蹴散らしていたら、そのうち自分のかけらもいっしょに捨ててしまう。

海と空と古い駅舎が教えてくれた。
わたしはちっぽけだと。
いまこの場所この瞬間を構成する一要素に過ぎないんだと。

なんて誇らしいことか。

ここからまた、わたしはつづいていく。

バナー←下灘×徳山。最強のタッグ健在。クリッククリック。
| 2009.12.09 Wednesday | 音羽屋的徳山 | comments(2) |
またやられた夏
tokuyama

喰うことは生きることに他ならない。
それは宴席であっても同じこと。
なんのへんてつもない串揚げ。
みながなにげなく口に運ぶ中、ふと隣を見ると、全身全霊をかけてそれをほうばる男・徳山の姿があった。

「豚、卵、小麦・・・全部いのちがあったはずだ。それをいただくんだから、こっちもいのちをかけて喰うのは当たり前だろ?」

喰うことはすなわちいのちのやりとりである。

この夏も、やはりこの男から大切なことを教えられた。

バナー←ひさびさに、満を持して登場。クリッククリック。
| 2009.08.19 Wednesday | 音羽屋的徳山 | comments(0) |
心のこし
yoshida 

「僕そんなにお酒飲めないんですよ。」
 
宴会の前に聞いた弱気な言葉が嘘のように男は杯を乾かし続けていた。
進む酒。
弾む会話。
男の顔は紅潮し、幾分摂取し過ぎたアルコールのせいかときどき舌を絡ませながらも入れ替わり立ち替わりやってくる酌を進める声をまともに受け続けていた。
いつのまにか宴席には一升瓶があちこちに置かれ、一部まだいくらか正気な者たちはそれらを氣にする素振りをみせていたが、男にとってはクリスマスを彩るツリーと同じくらい夢あふれるものに見えた。
やがて幹事が男の前に座り、黙って一升瓶を差し出した。
男はすべてを了解した笑みを浮かべ、中ジョッキでそれを受けた。
賑やかな宴席の中でそこだけ静まり返ったかのような、穏やかでありながら厳粛な空気すら漂う魂のやりとりがそこにはあった。

「僕飲み会好きなんですよ・・・。」

宴たけなわに終わり、席を起とうとしたとき、テーブルの上のジョッキには飲み切れなかった酒が残っていた。
それは、男がこの場に残していった心のようであった。
男はまた明日から、新しい毎日を生きていく。
二日酔いの冴えない頭とともに。
 
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| 2009.08.17 Monday | 音羽屋的徳山 | comments(3) |
ホープの男
katayama

宴会の席、男はサングラスを外さなかった。
サングラスをしていないと見られないような醜男、では決してなく、人と目を合わせるのを恐れる癖を持つ者でもなかった。
男は酒が飲めず、しかし周りのテンションから浮き上がることなく、時に煙草をくゆらせ、仲間との会話を楽しんでいた。
手元の煙草の銘柄はホープだった。合コンで女に「ショートホープ吸ってると不幸になるんだよ。『短い希望』だから」とくだらないことを言われ、思わず「は?」と返してしまったことをなぜかいまだに悔いているんだ、と言った。
盛り上がる宴会のさなか、自分も周りも声が大きくなっていった。
「いいことも悪いこともいろいろあるけど、トータルでちょっといいくらいだ。」
「それくらいがちょうどいいよね。」
「婚約相手の姉がうっとうしくてね。」
「少なからずそういうことはつきものだよ。」
楽しい時間を過ごすには、摩擦が少ないほうがいいことをみんな理解していた。
いい宴会だな、と素面なのに充血した目で煙草の煙を追いながら思った。

バナー←上品ではないワタクシたち。クリッククリック。
| 2009.08.16 Sunday | 音羽屋的徳山 | comments(2) |
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